2014年5月17日土曜日

材料 「ドームパッキン」


外壁下に貼る透湿防水防風シートは
換気扇のダクトなどにより貫通されてしまいます。
この貫通部なりに気密テープを
隙間無く貼るのはかなり難しい作業です。
そこへドームパッキンの登場です。
これを貫通口へはめるだけで、
シートとの隙間をきっちりと埋めてくれます。

電気職人さんもびっくりの容易な部材、
是非お試しあれ。

2014年5月10日土曜日

検査 「配筋検査」


配筋検査は建築のキモです。
 建築工事のかなり早い段階で検査しますが、
これは建物の耐久性に大きく関わってきます。
当社では社内検査のほかに、
第三者機関による配筋検査を受けます。
 
鉄筋が設計図通りに配置されているか、
決められた種類の鉄筋が入っているかを
入念にチェックすることで、
安心してコンクリートの打設を行うことができるのです。

2014年4月30日水曜日

道具 「防風下げ降り」


建物を建てる際、
下げ降りを用いて柱の垂直を確かめます。
これは糸の先に重りを付けて垂らし、
重力を利用して垂直を出すものです。

しかし強風の中でこれを見ていても、、
中々糸の揺らめきが止まらずイライラしますよね。

そんな時はこちらの防風下げ降り。
筒の中へ下げ降りを仕舞いってあるため、
垂直だけに集中できる画期的なアイテムです。

2014年3月21日金曜日

職人技 「土台水切」



これは土台水切です。
雨水が土台へ侵入しないよう、
板金で防いでいます。

土台は木造軸組の最下層に位置し、
荷重を基礎へと伝える
重要な役割を持つ部材です。

土台を維持するべく、
適正な位置に取り付けられる水切。
土台の段差に合わせて、
縦横無尽に納められています。



2014年3月20日木曜日

材料 「構造用面材」


これは火山性ガラス質堆積物質と
鉱物繊維からつくられた構造用面材です。

木質系の合板に比べて耐久性・耐火性能に優れ、
同程度の強度を誇ります。
さらに国土交通省の検査に合格した
防火構造認定製品です。
人は建材に二物も三物も与えられるのですね。




2014年3月13日木曜日

検査 「強度試験」


基礎コンクリートの強度がきちんと出ているかを
確認する方法の一つに、圧縮強度試験があります。

写真はその基本バージョンです。
向かって右から、コンクリートの軟らかさを測るスランプ試験、
真ん中は空気量の測定器、
圧縮強度試験用供試体が6本。
さらにカンタブという側定計を用いて
塩化物量も測定しています。

 コンクリートを作った瞬間から
強度を正確に予測していくことで、
安心して基礎工事を進めることができます。

2014年3月6日木曜日

道具 「掛矢」



これは掛矢(カケヤ)といいます。
樫などの堅木を材料として作られた大きな木槌。
基礎工事や建て方で重宝されています。

槌の重みを利用して、少ないエネルギーで
効率的に木材を打ち込むことができます。
また木製の道具のため、
思い切り打ち込んでも木材を傷つけません。

いかつい見た目とは裏腹に、材料に優しく力持ちなこの道具。
ギャップが素敵ですね。

2014年2月26日水曜日

職人技 「砂利敷き」


これはカーポートへ続くアプローチの
砂利敷きをしているところです。

固まった地面を掘り起こし、
軟らかくして整地します。
さらに重機を器用に扱い、砂利を撒いていきます。
最後に人力で均して、転圧を加えて完了。

重機の圧倒的な力を使いつつ、
最後は職人さんが細部まで気を配っています。
 砂利一粒一粒の中にも職人魂が込められているのですね。






2014年1月24日金曜日

材料 「押出法ポリスチレンフォーム」


押出法ポリスチレンフォームは
ポリスチレン樹脂に発泡剤や添加剤を混ぜ、
押出発砲成形した板状の保温材です。

耐熱性はもちろん耐水性にも優れ、
適度に硬くて加工が容易なため、
大引の間や基礎断熱へ用いています。

 主原料のポリスチレンは熱可塑性樹脂。
融点まで加熱することによって柔らかくなり、
再び製品の原材料として再利用することができます。

まさに時代の先端を歩む、
高機能断熱材といえましょう。

2014年1月17日金曜日

職人技 「段取り」


ここは梁あらわしの勾配天井です。
室内空間ですが天井が高くなっています。
梯子をかけて作業するのかと思いきや、
 職人さんはまず作業場をつくります。

高い場所へは足場を組んで床をつくります。
道具をそこへ移すと、もうそこは広い作業場。
その後はずっと上で、テキパキ作業をしています。

職人技は段取り九割なのですね。

2014年1月10日金曜日

検査 「躯体検査」



建築中の検査の一つに、躯体検査があります。
これは建材や金物の品質・施工が
設計図通りとなっているか、
社内外でチェックするものです。

写真の箇所だけでも
 柱・土台・筋交いなどの構造材と、
 ホールダウン金物・筋交いプレート・構造用合板などの
補強材を確認することができます。

しかしこれらは工事が進むにつれて隠れてしまうため、
時期を逃さず検査することが大切です。